
「10万円プレゼント」「現金配ります」って投稿、よく見ますよね。
結論、Twitterのお金配りは99.9%が詐欺です。
本当に当たった人は存在しません。見ず知らずの人へ無償でお金を配るメリットがないからです。
むしろ、あなたの口座や個人情報を狙った罠である可能性が極めて高いのです。
本記事では、Twitterお金配りの目的、詐欺の手口、そして被害に遭った場合の対処法について詳しく解説します。
読み終わったときには、お金配り投稿の危険性を正しく理解し、自分や家族を守る判断ができるようになるはずです。
- Twitterのお金配りで本当に当たった人は存在しない
- お金配りの目的は詐欺かアカウント転売
- 口座情報を教えると詐欺の受け子にされる危険性がある
目次
Twitterでお金配り投稿行う2つの目的

Twitterでお金配り投稿を行う人には、明確な目的があります。
善意で行っているように見えても、その裏には必ず加害者側の利益が存在するのです。
大きく分けると、詐欺に利用するケースとフォロワーを増やしてアカウントを転売するケースの2つがあります。
詐欺に利用する
お金配り投稿の最も悪質な目的は、応募者を詐欺の被害者にすることです。
手数料名目で先にお金を振り込ませたり、口座情報を聞き出して詐欺の振込先として悪用したりします。
応募者は「当選した」という喜びから警戒心が薄れ、加害者の指示に従いやすい状態になっています。
その心理的隙を突いて、金銭をだまし取ったり個人情報を不正利用したりするのが狙いです。
特に注意すべきなのは、口座番号を教えてしまうことで振り込め詐欺の受け子にされてしまう危険性です。
フォロワーを増やしてアカウント転売する
お金配り投稿のもう一つの目的は、フォロワーを大量に獲得してアカウント自体を高値で転売することです。
お金配りの条件として「フォロー必須」「リツイート必須」とすることで、短期間に数万から数十万のフォロワーを集めることができます。
フォロワーの多いアカウントは集客力があるとみなされ、企業や個人事業主へ転売できるのです。
転売後のアカウントは広告宣伝や詐欺に悪用される可能性が高く、応募した人は知らないうちに詐欺の片棒を担がされている形になります。
お金配りに応募すること自体が、間接的に犯罪行為を助長してしまう危険性があるのです。
Twitterのお金配り詐欺の手口5選

お金配り詐欺には、いくつかの典型的な手口があります。
どの手口も、応募者の期待感や善意につけ込んで金銭や個人情報をだまし取る構造になっています。
具体的な手口を知っておくことで、実際に被害に遭う前に詐欺だと気づくことができます。
手数料という名目で先払いさせる
最も多い手口が、当選したと通知した後に「振込手数料」や「本人確認費用」を先に支払わせる方法です。
「10万円を振り込むために、まず3000円の手数料が必要です」といった形で要求してきます。
応募者は10万円がもらえると信じているため、少額の手数料なら支払ってしまいがちです。
しかし、手数料を支払った後は連絡が取れなくなり、約束の現金が振り込まれることはありません。
正式な企業や著名人であれば、受取側に手数料を請求することは絶対にありません。
口座情報を入力させ詐欺の振込先として悪用する
この手口では、当選金を振り込むためと称して銀行口座の情報を要求してきます。
口座番号だけでなく、暗証番号やキャッシュカードのコピーまで求められるケースもあります。
教えた口座情報は、振り込め詐欺の振込先として悪用される危険性が極めて高いです。
後日、警察から「あなたの口座が詐欺に使われた」と連絡が来て、知らぬ間に犯罪の片棒を担がされていたことが発覚します。
場合によっては、口座の持ち主が詐欺の共犯者として疑われ、逮捕されるリスクもあるのです。
クレジットカード情報を不正利用する
お金配りの応募フォームに、クレジットカード番号やセキュリティコードの入力を求められることがあります。
「本人確認のため」「年齢確認のため」といった理由をつけて、カード情報を聞き出そうとします。
入力したカード情報は、不正なオンライン決済や商品購入に使われてしまいます。
気づいた時には数十万円の身に覚えのない請求が届いており、カード会社への説明や警察への被害届提出が必要になります。
正式な懸賞や企業のキャンペーンであっても、現金をもらう側がクレジットカード情報を求められることは一切ありません。
個人情報を転売する
お金配りに応募する際、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を入力させられることがあります。
これらの情報は名簿業者へ転売され、迷惑メールや詐欺電話のターゲットリストとして使われます。
一度流出した個人情報は回収が不可能で、長期間にわたって悪用され続ける危険性があります。
特に電話番号が流出すると、振り込め詐欺や還付金詐欺のターゲットにされやすくなります。
個人情報の価値は高く、犯罪組織間で高値で取引されているのが実情です。
Twitterお金配りによって振り込め詐欺で逮捕される流れ(1例)

Twitterのお金配りに応募したことが原因で、振り込め詐欺の共犯者として逮捕されるケースがあります。
ここでは、実際に起こり得る逮捕までの流れを具体的に解説します。
お金配り投稿に応募する
Twitterで「フォロー&リツイートで10万円プレゼント」という投稿を見つけ、気軽に応募してしまいます。
数千人から数万人が応募している人気の投稿であれば、「これは本物かもしれない」と期待してしまうでしょう。
フォローとリツイートという簡単な条件だけで高額当選のチャンスがあると思い、深く考えずに参加してしまうのです。
当選しましたという通知が来る
数日後、ダイレクトメッセージで「おめでとうございます!10万円の当選者に選ばれました」という連絡が届きます。
応募していたことを覚えているため、喜びと興奮で冷静な判断ができなくなります。
「本当に当たった」という高揚感から、その後の指示に疑問を持たずに従ってしまう心理状態に陥るのです。
10万円当選したので受取口座を教えてと言われる
当選の連絡とともに、「10万円を振り込むので、口座番号を教えてください」と指示されます。
正式な企業のキャンペーンでも口座番号を聞かれることはあるため、違和感を持ちにくいです。
「早く現金が欲しい」という気持ちから、銀行名、支店名、口座番号、名義人を素直に教えてしまいます。
被害者は詐欺師へ口座番号を教える
指示されたとおりに、自分の銀行口座の詳細情報をダイレクトメッセージで送信します。
この時点では、自分が詐欺に加担させられているという認識は全くありません。
むしろ「もうすぐ10万円が振り込まれる」という期待感でいっぱいです。
詐欺師は教えられた口座へ200万円振り込む
数日後、自分の口座に200万円が振り込まれていることに気づきます。
「10万円のはずなのに200万円も入っている!」と驚きますが、これは詐欺の重要な段階です。
この200万円は、別の詐欺被害者からだまし取ったお金であり、あなたの口座はその受け皿として悪用されているのです。
差額の190万円を手渡しで返金するよう指示
すぐに加害者から連絡が来て、「振込ミスをしました。10万円はあなたのものですが、残りの190万円を返してください」と指示されます。
「手数料として10万円はもらえるなら」と考え、指定された場所で190万円を手渡ししてしまいます。
この行為によって、あなたは詐欺の受け子として犯罪に加担したことになるのです。
忘れたころに早朝に警察官が訪問してくる
事件から数週間から数か月後、早朝に警察官が自宅を訪れます。
「あなたの口座が詐欺事件に使われた疑いがあります」と告げられ、任意同行を求められます。
警察での取り調べで初めて、自分が振り込め詐欺の片棒を担がされていたことが判明するのです。
場合によっては、詐欺の共犯者として逮捕され、刑事裁判にかけられる可能性もあります。
Twitterお金配り詐欺に掛かってしまったら?

もしお金配り詐欺の被害に遭ってしまった場合、迅速な対応が被害の拡大を防ぐ鍵になります。
「恥ずかしい」「少額だから」と泣き寝入りする必要はありません。
警察や弁護士といった専門家へ相談することで、被害回復の可能性が高まります。
警察に相談
お金配り詐欺の被害に遭ったら、まず最寄りの警察署へ相談しましょう。
被害届を提出することで、加害者の追及や刑事手続きが開始される可能性があります。
特に口座情報を教えてしまった場合は、詐欺の片棒を担がされる前に警察へ事情を説明することが重要です。
同様の被害者が多ければ多いほど、警察が本格的に捜査を開始する可能性が高まります。
少額であっても被害届を出すことで、他の被害者を救うことにもつながるのです。
弁護士に相談
金銭的被害が発生した場合や、個人情報の悪用が心配な場合は、弁護士への相談も有効です。
弁護士は民事的な損害賠償請求や、クレジットカード会社との交渉などをサポートしてくれます。
ただし、弁護士費用は着手金だけで10万円程度かかる場合が多いため、被害額とのバランスを考える必要があります。
被害額が10万円を超える場合や、継続的な被害が予想される場合には、弁護士への相談が特に有効です。
無料相談を受け付けている法律事務所もあるため、まずは相談してみることをおすすめします。
Twitterお金配りが詐欺である理由

なぜTwitterのお金配りが詐欺だと断言できるのでしょうか。
それは、見ず知らずの人へ無償で現金を配る行為に、加害者側のメリットが全くないからです。
個人アカウントが匿名で大金を配るという状況は、どう考えても不自然なのです。
見ず知らずの人にお金を配るメリットがない
本当に善意でお金を配りたいのであれば、慈善団体への寄付や身近な困っている人への支援という方法があります。
わざわざTwitterという不特定多数が見る場所で、匿名の応募者へ現金を配る合理的理由は存在しません。
お金を配る側には、フォロワー獲得、個人情報収集、詐欺への誘導といった明確な目的があります。
つまり、お金配りという行為自体が、応募者から何かを奪い取るための手段なのです。
見返りを求めない善意の行為に見せかけているだけで、実際には加害者が最も得をする仕組みになっています。
Twitterお金配り詐欺がなくならないのはなぜ?

これだけ注意喚起がされているにもかかわらず、Twitterのお金配り詐欺は一向になくなりません。
詐欺がなくならない背景には、過去に本物の企業や著名人がお金を配った事実と、応募の手軽さがあります。
ここでは、詐欺が減らない2つの理由について解説します。
本当に著名人がお金を配っていたため
過去に実際の著名人や企業が、Twitterでキャンペーンとして現金配布を行ったことがあります。
例えば、一部の実業家や有名人が宣伝目的で本当にお金を配った事例が存在します。
こうした本物の事例があるため、「自分も当たるかもしれない」という期待感を持ってしまうのです。
しかし、本物の企業や著名人は必ず公式マークがついており、連絡先や主催者情報も明記されています。
匿名アカウントや怪しいプロフィールからのお金配りは、99.9%詐欺だと考えるべきです。
簡単に応募できてしまうため
お金配りへの応募は、フォローとリツイートだけで完了するため、心理的ハードルが非常に低いです。
「とりあえず応募しておこう」「当たったらラッキー」という軽い気持ちで参加してしまいます。
応募の手軽さゆえに、リスクを十分に考えずに行動してしまう人が後を絶ちません。
しかし、応募した時点で個人情報が収集されたり、詐欺のターゲットリストに入れられたりする危険性があります。
簡単に応募できるということは、それだけ多くの人を巻き込みやすいということでもあるのです。
まとめ:Twitterのお金配りは99.9%ウソ!本物は存在しない

Twitterのお金配りで本当に当たった人は、ほぼ存在しません。
本物だと思われる事例も、実際には詐欺の入り口だったというケースがほとんどです。
見ず知らずの人へ無償で現金を配る合理的理由は存在せず、必ず加害者側に何らかのメリットがあります。
フォロワー獲得、個人情報収集、詐欺への誘導といった明確な目的を持って、お金配り投稿は行われているのです。
もし被害に遭ってしまった場合は、恥ずかしがらずに警察や弁護士へ相談することが重要です。
特に口座情報を教えてしまった場合は、詐欺の片棒を担がされる前に早急に届け出る必要があります。
結論として、Twitterのお金配りは99.9%詐欺であり、絶対に応募してはいけません。
「当たったらラッキー」という軽い気持ちが、取り返しのつかない被害につながる可能性があることを忘れないでください。

法律事務所FORWARD 代表弁護士
監修者:保坂 康介(ほさか こうすけ)
弁護士登録から11年が経過し、これまで一つ一つの案件に丁寧に向き合い、着実に実績を積み重ねてまいりました。借金問題解決を強みとしており、今後も皆様と共に前進し、弁護士として的確な法的サポートを提供できるよう努めてまいります。


