離檀料の表書きと封筒、離檀届の文例を3分解説!払わないなら国民生活センターへ相談!

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離檀料の表書きと封筒、離檀届の文例を3分解説!払わないなら国民生活センターへ相談!

【急募!】離檀料の表書きの書き方。

離檀をする際に納めるお布施、「離檀料」。

趣旨は分かっていても、いざ封筒や書類を準備するとなったら迷いますよね

お寺との関係をスムーズに終わらせるためには、正しいマナーを知っておく必要があります。

本記事では、離檀料の表書きの書き方から封筒の選び方、離檀届の文例、トラブル時の相談先まで詳しく解説します。

  • 離檀料の表書きは「御布施」と書くのが無難
  • 封筒は白無地か不祝儀袋を選ぶ
  • 離檀届は「一身上の都合により」と記載
  • 高額請求された場合は国民生活センターや弁護士

絶対的な正解はないとしても、恥をかくことは避けられるはずです。

表書きの書き方

お布施 表書き

指定がなければ「御布施」と書くのが無難

離檀料の表書きには「御布施」と書くのが最も一般的です。

お寺から特に指定がない場合は、御布施と記載すれば間違いありません

離檀料は、本来お布施と同じ性格のものだからです。

濃墨の筆または筆ペンを使って、封筒の上段中央に「御布施」と丁寧に書きましょう。

薄墨は弔事の際に使うものであり、お布施には濃墨を使うのがマナーです。

お寺によっては「離檀料」「御礼」といった表記を指定される場合もあります。その場合は指定された表書きを使用すれば問題ありません。

下段に家名を書く

表書きの下段には、施主の家名を記載します。

個人名を書く場合はフルネームで、家族全体を代表する場合は「〇〇家」と記入するのが一般的です。

家名を書くことで、誰から納められたお布施なのかが明確になります。

字体は楷書で読みやすく、丁寧に書くことが大切です。名前の位置は、表書きの中央よりやや下の位置に配置します。

宗派・地域で異なる場合がある【曹洞宗の例】

表書きは宗派や地域によって多少の違いがある場合があります。

曹洞宗の場合、一般的には「御布施」と書くのが基本です。

曹洞宗の公式見解によれば、離檀料は宗派としての公式な用語ではなく、具体的な取り決めも存在しないとされています。

お布施は地域の慣習や個々の寺院と檀信徒の関係に基づくものだからです。

浄土真宗では「御礼」と呼ぶ地域もありますし、真言宗高野山派の一部地域では「御礼」と書く風習が残る場合もあります。

事前にお寺に確認しておくと安心です。住職に直接尋ねることで、適切な表記を教えてもらえます。

封筒・のし袋・袱紗の選び方と包み方

お布施 封筒

離檀料を包む際には、封筒や袱紗の選び方にも配慮が必要です。選び方を間違えると失礼にあたる可能性もあります。

白無地の封筒か不祝儀袋

離檀料を入れる封筒は、白無地の封筒または不祝儀袋を使用します。

郵便番号枠のないものを選ぶのがマナーです。郵便番号枠があるとカジュアルな印象になり、仏事にはふさわしくありません。

不祝儀袋を使用する場合は、白黒または白黄の水引がついたものを選びます。

奉書紙で包むとより丁寧な印象を与えることができます。奉書紙は昔から伝わる正式な包み方であり、感謝の気持ちを最大限に表現できます。

お札は新札を用意し、肖像画が表面になるように、封筒の入り口に肖像画の顔部分がくるように入れましょう。

袱紗は紫・藍などの『寒色系』にする

離檀料を渡す際には、封筒を袱紗に包んで持参するのが正式なマナーです。

袱紗の色は紫・藍・深緑などの寒色系を選びます。紫色は慶弔両用で使える万能な色とされています。

赤やピンクなど明るい色の袱紗は慶事用であり、離檀料には適しません。

切手盆に載せて両手で差し出すようにしましょう。

離檀料(お布施)を渡すタイミング

離檀料を渡すタイミングは、閉眼供養が終わった後が一般的です。

閉眼供養とは、お墓から先祖の魂を抜く儀式のことです。儀式が無事に終わった後に、感謝の言葉とともに渡すのがスムーズです。

「長い間、ありがとうございました」と一言添えながら手渡しましょう。

事前に金額について話し合いができている場合は、離檀を申し出る際や埋蔵証明書をいただく際に渡しても問題ありません。

直接お寺に持参するか、遠方の場合は郵送で送付することもできます。

離檀届の文例を解説

ふくさ 袱紗 お布施

離檀届は、檀家をやめる意思を正式に伝えるための書類です。

お寺によっては専用の書式を用意している場合もあります。書式が指定されていない場合は、自分で作成する必要があります。

離 檀 届(参考)

令和  年  月  日

〇〇県〇〇市〇〇 〇丁目
〇〇寺院 様

 

私儀今般、一身上の都合により貴寺院を離檀したく届出をいたします。

 

墓地所在地 〇〇県〇〇市〇〇 〇丁目 〇〇寺院 境内墓地
使用場所  〇〇区画〇番〇号

離檀日 令和  年  月  日

墓地使用者
氏名 〇〇 〇〇         ㊞
住所 〇〇県〇〇市〇〇 〇丁目

電話 〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇

 

離檀届は簡潔な内容で構いませんが、これまでの感謝の気持ちを一言添えることが大切です。

直接お寺に持参するか、郵送で送付します。

郵送する場合は、感謝の手紙を同封すると円満な離檀につながります。

離檀料とは?

墓

離檀料とは、檀家をやめる際に菩提寺に納めるお布施のことです。法的な支払い義務はありませんが、慣習として支払われることが多いです。

菩提寺へ包む感謝のお布施

離檀料は菩提寺へ感謝の気持ちを表すために包むものです。

これまで長年にわたって、お墓の管理や供養をしてくれたことへのお礼という意味があります。

さらに、お寺にとって檀家が離檀することは、収入の減少を意味します。

お墓を移す作業にはお寺の敷地内に工事が入りますし、埋蔵証明書などの手続き書類の発行もお寺に依頼する必要があります。

これらの手続きや対応に対するお礼という側面もあります。

檀家が離檀する理由

檀家が離檀を選択する理由はさまざまです。

  • 引っ越しでお墓参りに行くことが難しくなった
  • 高齢化によって、定期的な墓参が困難になった
  • お墓の継承者がいない、または子孫がいない

宗教離れや価値観の変化によって、檀家制度そのものに疑問を感じる人もいます。

離檀料を払わないとどうなる?

離檀料には法的な支払い義務がありません。

檀家制度には正式な契約書が存在しないのが普通であり、離檀料に関する法律上の規定もないからです。

しかし、離檀料を支払わない場合、お寺との関係がこじれる可能性があります。

お墓の改葬には、墓地管理者であるお寺から「埋蔵証明書」を発行してもらう必要があり、これがないと改葬許可を受けられません。

お寺が埋蔵証明書の発行を拒否するケースもあるため、話し合いが必要になります。

ほとんどのお寺では円満に離檀できますが、トラブルを避けるためには適切な金額の離檀料を納めることが望ましいです。

離檀料の相場:5万円~20万円

家計 借金 お金

離檀料の相場は一般的に5万円から20万円程度とされています。

地域やお寺との関係性、お寺の格によって金額は異なります。法要1回分のお布施として納める程度の金額が目安です。

一方で、お世話になった期間が長いほど、また菩提寺の格が高いほど厚く包む傾向があります。

墓じまいの閉眼供養と合わせると、20万円ほどになることもあります。

離檀料はあくまでお布施なので明確な基準はなく、檀家の気持ちで決まる部分が大きいです。

墓じまいにかかる費用

墓じまいには離檀料以外にもさまざまな費用がかかります。

お墓を墓地から撤去するための費用は、1平方メートルあたり10万円から20万円程度です。

墓石の処分と区画整理の費用が含まれます。閉眼供養にかかる費用は3万円から10万円程度が相場です。

お墓から先祖の魂を抜く儀式の際に、僧侶にお布施として渡します。

行政手続きにかかる費用は、改葬許可申請や埋蔵証明書の発行手数料として数百円から1,500円程度です。

離檀料を含めた墓じまいにかかる費用の総額目安は、30万円から75万円程度と考えておくとよいでしょう。

改装に掛かる費用

改葬とは、お墓を別の場所に移すことです。

改葬には移転先の新しい納骨先を用意する費用が必要になります。

新しいお墓を購入する場合は、墓石代や永代使用料として50万円から250万円程度かかることもあります。

永代供養墓や納骨堂を選ぶ場合は、5万円から50万円程度が相場です。

墓石をそのまま移動する場合は、運搬料として20万円から80万円程度かかります。

改葬先によって費用は大きく異なるため、事前に複数の選択肢を検討することが大切です。

高額を提示されたときの相談・交渉ポイント

離檀料として高額な金額を請求された場合は、まず落ち着いて対応することが重要です。

離檀料に法的な支払い義務はないため、納得できない金額を支払う必要はありません。まずは住職と丁寧に話し合い、支払える金額を正直に伝えましょう

家族や親族を交えて話し合うことで、冷静な議論ができる場合もあります。

お寺との話し合いで折り合いがつかない場合は、檀家総代や宗派の本山に相談することも有効です。

宗派の親分から指導してもらえば、穏便に解決できる可能性が高まります。

それでも解決しない場合は、国民生活センターや弁護士に相談することをおすすめします。

裏書き・中袋の書き方

お寺

封筒の裏面には、施主の情報と包んだ金額を記載します。

記載する際にはいくつかのルールがあります。

金額は旧字を使う

封筒の裏面または中袋には、包んだ金額を記載します。金額は漢数字の旧字体を使って書くのがマナーです。

旧字体は改ざんを防ぐために使用されます。以下の表に旧数字の一覧を示します。

数字旧字体
1
2
3
5
10

書き方の例としては、「金壱拾萬圓也(10万円)」または「金参萬圓也(3万円)」といった形になります。

封筒の裏面右側に金額を記入します。

旧字体を使用することで、正式なマナーに従った丁寧な印象を与えることができます。

施主の郵便番号・住所・氏名を書く

封筒の裏面左側には、施主の郵便番号・住所・氏名を記入します。

お寺が後日連絡を取る必要が生じた際に役立つからです。

住所の番地や部屋番号は漢数字を使用して書きます。氏名はフルネームで記入し、家族を代表する場合は「〇〇家」と書いても問題ありません。

字は楷書で読みやすく、丁寧に書くことが大切です。

離檀料に関する4つの相談先|トラブルを防ぐために

ポイント

離檀料をめぐるトラブルが発生した場合、一人で抱え込まずに相談することが大切です。

適切な相談先を知っておくことで、問題解決への道筋が見えてきます。

以下では、離檀料のトラブルに対応できる4つの相談先を紹介します。

家族・親族

離檀料の問題に直面したら、まずは家族や親族に相談しましょう。

お墓は家族全体に関わる問題であり、一人で決断するべきものではないからです。

親族の中には、お墓に対して強い思い入れを持つ人もいるかもしれません。事前に相談することで、後々の親族間のトラブルを防ぐことができます。

複数人で対応することで、より冷静な判断ができるようになります。

親族の理解と協力を得ることが、円満な離檀への第一歩です。

寺院の総本山

お寺との話し合いで解決しない場合は、宗派の総本山に相談するのも有効な手段です。

各お寺はいずれかの宗派に属しているからです。

総本山は宗派全体を統括する立場にあり、個々のお寺の問題にも対応してくれます。

宗派の上位組織から指導してもらうことで、穏便に解決できる可能性が高まります。

総本山を通じた解決は、双方の顔を立てた形での円満な解決につながりやすいです。

国民生活センター

離檀料のトラブルに関しては、国民生活センターへの相談も有効です。

国民生活センターは消費者のさまざまな相談を受け付けており、公平な立場でのアドバイスが期待できます。

国民生活センターによると、お墓に関する相談は毎年1,000件前後寄せられています。

高額な離檀料を請求されたという相談も多く寄せられており、事例の蓄積があります。

消費者ホットライン「188番」に電話することで、最寄りの消費生活センターにつながります。

国民生活センターは仲裁役にはなれませんが、適切なアドバイスや情報提供を受けることができます。

離檀料トラブルに強い弁護士

お寺との交渉が難航し、法的な対応が必要になった場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士は法律の専門家として、和解の仲介や法的手続きを代行してくれます。

離檀料トラブルに強い弁護士に依頼することで、有利な解決につながる可能性が高まります。

弁護士が寺院へ内容証明を送ることで、高額な離檀料が大幅に減額された事例もあります。

弁護士費用は発生しますが、50万円を超える法外な離檀料であれば結果的に経済的な場合が多いです。

無料相談を受け付けている法律事務所もあるため、まずは相談してみることをおすすめします。

まとめ:表書きの書き方を知れば恥をかくことはありません

ワンポイント

離檀料の表書きは「御布施」と書くのが一般的であり、これを知っておけば失礼にあたることはありません。

封筒は白無地か不祝儀袋を選び、郵便番号枠のないものを使用しましょう。

袱紗は紫や藍などの寒色系を選び、閉眼供養が終わった後に感謝の言葉とともに手渡すのがマナーです。

離檀料の相場は5万円から20万円程度ですが、法的な支払い義務はありません。

また、高額請求された場合は、家族や親族、宗派の総本山、国民生活センター、弁護士に相談することで解決の道が開けます。

正しいマナーを知り、適切な対応をすることで、円満な離檀を実現しましょう。

高額な離檀料を請求されて困っている人は…

もし高額な離檀料を請求されて困っている場合は、一人で悩まずに専門家に相談してください。

弁護士に相談すれば、法的な観点から最適な解決策を提案してもらえます。

離檀料には法的な支払い義務がないため、納得できない金額を支払う必要はありません。

適切な相談先を活用して、円満かつ公正な解決を目指しましょう。

お寺との関係をスムーズに終わらせるためにも、早めに行動することが大切です。

フォワード法律事務所 保坂 康介

法律事務所FORWARD 代表弁護士

監修者:保坂 康介(ほさか こうすけ)

弁護士登録から11年が経過し、これまで一つ一つの案件に丁寧に向き合い、着実に実績を積み重ねてまいりました。借金問題解決を強みとしており、今後も皆様と共に前進し、弁護士として的確な法的サポートを提供できるよう努めてまいります。

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