「審査なし」「在籍確認なし」といった甘い言葉の広告を見たことはありませんか?
確かに、借りるところまでは簡単に進むかもしれません。
しかし、ヤミ金の恐ろしさは借りた後に始まります。
たとえ借りられたとしても、その後に待っているのは地獄のような取り立てと法外な利息です。
安全な闇金は存在しないという事実を知っておく必要があります。
- 借りるまでは優しいケースが多い
- 法外な金利で返済不可能になる
- 勝手に口座に振り込まれる「押し貸し」被害も多発
本記事では、闇金からお金を借りることの危険性、闇金業者の巧妙な手口、そして万が一借りてしまった場合の対処法について詳しく解説します。
お金を借りるなら、闇金ではなく正規の金融機関や債務整理という選択肢があることを知ってください。
目次
ヤミ金からは絶対に借りない事が大切です

どれほどお金に困っていても、ヤミ金からお金を借りることは絶対に避けるべきです。
ヤミ金は違法な貸金業者であり、法外な利息と違法な取り立てによって、借りた人の人生を破壊するからです。
例えば、数万円を借りただけで、あっという間に数十万円、数百万円の返済を求められることも珍しくありません。
したがって、一時的な金銭的困窮を解決するために闇金に頼ることは、問題をさらに深刻化させる最悪の選択となります。
ヤミ金から借りるくらいなら債務整理!
結論として、ヤミ金から借りるくらいなら、債務整理を検討すべきです。
理由は、債務整理は法律で認められた正当な借金解決方法であり、弁護士や司法書士に相談することで、借金を減額したり返済計画を立て直したりできるからです。
例えば、任意整理では将来利息をカットして返済額を減らせますし、自己破産では借金をゼロにすることも可能です。
したがって、闇金という違法な手段に頼るのではなく、法律の専門家に相談して債務整理を進めることが、借金問題を根本的に解決する唯一の方法です。
闇金からお金を借りるとどうなる?7つの危険な理由

闇金からお金を借りると、様々な危険に直面することになります。
ここでは、実際に起こりうる7つの具体的な危険について詳しく説明します。
犯罪被害やトラブルに巻き込まれる
闇金を利用すると犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険性が非常に高いです。
理由は、闇金業者自体が犯罪組織であり、利用者を犯罪の実行役として利用したり、トラブルの当事者にしたりするからです。
例えば、返済できない利用者に対して、銀行口座や携帯電話を譲渡させて、それらを詐欺などの犯罪に使用することがあります。
したがって、闇金からお金を借りることは、自分自身が犯罪者になってしまうリスクを伴う極めて危険な行為なのです。
法外な利息の支払いを求められる
闇金は法律で定められた上限金利を大幅に超える法外な利息を請求します。
理由は、闇金業者は貸金業法や出資法を無視して営業しており、年利数百パーセントから数千パーセントという違法な金利でお金を貸し付けるからです。
例えば、10万円を借りて10日後に3万円の利息を要求されるケースでは、年利に換算すると1000パーセントを超える計算になります。
したがって、最初は少額の借入でも、複利計算によって雪だるま式に借金が膨れ上がり、返済不可能な状況に陥ってしまうのです。
職場・家族にまで督促の電話がくる
闇金は返済が滞ると、借りた本人だけでなく職場や家族にまで執拗な督促の電話をかけます。
心理的なプレッシャーをかけて返済を強要するために、周囲の人間を巻き込む手法を使うからです。
例えば、勤務先に何度も電話をかけて「○○さんは借金を踏み倒している」と告げたり、家族に対して脅迫的な言葉を使ったりします。
したがって、闇金から借りると、自分だけでなく大切な職場での信用や家族関係まで失うことになり、社会的な立場が完全に崩壊してしまいます。
厳しい取り立てに遭う
闇金の取り立ては、法律を無視した執拗なものです。
理由は、闇金業者は貸金業法で禁止されている夜間の取り立てや脅迫的な言動を平気で行うからです。
例えば、深夜や早朝に自宅を訪問して大声で怒鳴ったり、玄関に張り紙をして近所に借金のことを知らしめたりします。
勝手に大量のピザを家に配達させるなどのケースもあります。
したがって、精神的に追い詰められ、日常生活を送ることすら困難になり、最悪の場合は自殺を考えるほどまで追い込まれてしまうのです。
保証金をだまし取られる
結論として、闇金の中には融資をする前に保証金や手数料を要求してだまし取る詐欺業者も存在します。
理由は、お金に困っている人の弱みにつけ込み、先に金銭を振り込ませた後に連絡を絶つという手口を使うからです。
例えば、「融資を実行するには先に保証金として3万円が必要です」と言われて振り込んだ後、業者と連絡が取れなくなるケースがあります。
したがって、お金を借りるつもりが逆にお金を失い、さらに困窮した状況に陥ってしまうという二重の被害に遭うことになります。
性的な関係を要求される(ひととき融資)
結論として、「ひととき融資」と呼ばれる、性的な関係を条件にした融資を持ちかける闇金業者が存在します。
理由は、お金に困っている女性を標的に、融資の条件として身体的な関係を強要するという卑劣な手口を使うからです。
例えば、SNSやインターネット掲示板で「優しく融資します」と接触してきて、実際に会うと性的な関係を迫られます。
したがって、金銭的な困窮だけでなく、心に深い傷を負い、人間としての尊厳まで奪われる極めて悪質な被害に遭うことになります。
個人情報をネットでさらされる
結論として、闇金は返済を迫るために個人情報をインターネット上に公開するという脅迫を行います。
理由は、恥辱感や社会的制裁への恐怖を利用して、被害者に精神的圧力をかけて返済を強要するからです。
例えば、氏名、住所、電話番号、顔写真などの個人情報を掲示板やSNSに書き込むと脅したり、実際に投稿したりします。
したがって、一度公開された情報は完全に削除することが困難であり、長期にわたってプライバシーが侵害され続ける深刻な被害を受けることになります。
ヤミ金とは?消費者金融との違いと特徴

そもそもヤミ金とは何なのか、正規の消費者金融とどう違うのかを理解することが重要です。
ここでは、ヤミ金の定義と、その特徴について詳しく解説します。
法外に高い利息でお金を貸す業者のこと
ヤミ金とは貸金業の登録をせずに、法律で定められた上限金利を超える利息でお金を貸す違法な業者のことです。
理由は、貸金業法では年利20パーセントを上限としていますが、ヤミ金は20%を大幅に超える利息を請求するからです。
例えば、トイチ(10日で1割の利息)という言葉がありますが、これは年利に換算すると365パーセントという法外な高金利になります。
したがって、ヤミ金は法律を無視した犯罪行為を行う反社会的勢力であり、決して利用してはならない存在なのです。
審査が緩く借りやすい
ヤミ金は正規の金融機関では借りられない人でも簡単に借りられるという特徴があります。
理由は、信用情報を確認せず、返済能力の審査もほとんど行わないため、ブラックリストに載っている人でも借りられるからです。
例えば、「審査なし」「無職でもOK」「ブラックでも融資可能」といった宣伝文句を使って顧客を誘い込みます。
したがって、審査が緩いという甘い言葉に騙されず、それが違法業者の証拠であることを認識する必要があります。
借りるところまでは優しい
結論として、ヤミ金は最初の接触から融資を実行するまでは非常に親切で優しい対応をします。
理由は、お金に困っている人の警戒心を解き、信頼関係を築いて借金をさせることが目的だからです。
例えば、「大変でしたね」「力になりますよ」といった同情的な言葉をかけ、手続きも簡単で迅速に進めてくれます。
したがって、最初の優しさは罠であり、一度借りてしまうと豹変して厳しい取り立てを始めるという悪質な手口なのです。
「在籍確認なし」をうたう
ヤミ金は「在籍確認なし」という条件を宣伝文句にすることが多いです。
理由は、職場に電話されることを嫌がる人や、職場にバレたくない人を標的にして顧客を集めるからです。
例えば、「職場への電話一切なし」「会社にバレずに融資」といった広告を出して、正規の金融機関を利用できない人を誘い込みます。
したがって、在籍確認なしという条件は、正規の貸金業者では考えられないことであり、違法業者である明確なサインと言えます。
「土日・即日融資」「LINEで完結」が売り文句
結論として、ヤミ金は手軽さとスピードを強調した宣伝を行います。
理由は、急いでお金が必要な人や、手続きの簡単さを求める人をターゲットにしているからです。
例えば、「土日でも即日融資可能」「LINEだけで手続き完了」「最短30分で振込」といった謳い文句を使います。
したがって、あまりにも便利すぎる条件を提示する業者は、ヤミ金である可能性が極めて高いと判断すべきです。
ヤミ金業者の手口10選|多彩な手法

ヤミ金業者は時代とともに手口を巧妙化させており、様々な形態で違法な貸付を行っています。
ここでは、代表的な10種類のヤミ金の手口について解説します。
個人間融資
個人間融資とはSNSや掲示板を通じて個人を装って融資を持ちかける手口です。
理由は、業者ではなく個人同士のやり取りに見せかけることで、警戒心を解いて違法な高金利で貸し付けるからです。
例えば、ツイッターやインスタグラムで「お金貸します」「困っている人を助けたい」といった投稿をして接触してきます。
したがって、見知らぬ個人からの融資の申し出は、実際にはヤミ金業者による詐欺的手口であると認識すべきです。
システム金融
システム金融とは複数のヤミ金業者が組織的に連携して、被害者を回し続ける手口です。
理由は、一つの業者から借りると、次々と別の業者から融資の勧誘が来て、借金を返すために別の借金を重ねさせる仕組みだからです。
例えば、A社から借りた返済のためにB社を紹介され、B社の返済のためにC社を紹介されるという無限ループに陥ります。
したがって、最終的には複数の業者から多額の借金を抱え、完全に返済不可能な状況に追い込まれてしまうのです。
後払い現金化
後払い現金化とは商品を後払いで購入させ、すぐに現金を渡す代わりに高額な商品代金を請求する手口です。
理由は、融資ではなく商品売買という形式を取ることで、貸金業法の規制を逃れようとするからです。
例えば、「1万円の写真データを購入してください。今すぐ7千円お渡しします。支払いは1週間後に1万5千円です」というような取引が行われます。
したがって、実質的には高金利での融資と同じであり、違法な貸付行為に該当する悪質な手口なのです。
先払い現金化
先払い現金化とは買取を装って現金を渡し、後から高額な商品の提供を求める手口です。
「あなたの持っている商品を買い取ります」と言って現金を渡し、後日法外な金額での商品提供を要求するからです。
例えば、「あなたのスマホの写真を5万円で買い取ります」と言って現金を渡し、後日「約束の商品が届かないので10万円支払え」と請求します。
したがって、買取という名目でも実態は違法な高金利貸付であり、決して利用してはならない手口です。
紹介屋
紹介屋とは融資を受けられる業者を紹介すると言って、高額な紹介料を取る手口です。
「私が金融業者を紹介すれば必ず融資を受けられます」と言って、実際には何もしないか、ヤミ金を紹介するだけで金銭を要求するからです。
例えば、「融資可能な業者を紹介します。紹介料は融資額の30パーセントです」と言って、結局融資は受けられないか、ヤミ金を紹介されます。
したがって、紹介料を要求する業者は詐欺であり、絶対に関わってはいけない存在です。
090金融
090金融とは固定電話や事務所を持たず、携帯電話だけで営業するヤミ金業者のことです。
理由は、090や080から始まる携帯電話番号しか連絡先がなく、所在が不明で警察の摘発を逃れやすいからです。
例えば、電柱やポストに貼られたチラシに「今すぐ融資します 090-XXXX-XXXX」といった携帯番号だけが記載されています。
したがって、固定電話や事務所の所在地が明記されていない業者は、間違いなくヤミ金であると判断できます。
給与ファクタリング
給与ファクタリングとは給料債権を買い取ると称して、実質的には給料を担保に高金利で貸し付ける手口です。
理由は、「あなたの来月の給料を今買い取ります」という形式で現金を渡し、給料日に法外な金額を要求するからです。
例えば、「20万円の給料債権を15万円で買い取ります」と言って現金を渡し、給料日に「20万円を払え」と請求します。
したがって、給与ファクタリングは貸金業に該当する違法行為であり、金融庁も注意喚起している危険な手口なのです。
整理屋
整理屋とは借金の整理や債務整理を手伝うと言って、高額な手数料を取る詐欺師のことです。
理由は、弁護士や司法書士の資格がないにもかかわらず、「借金を減らせます」と言って近づき、実際には何もしないで金銭だけを騙し取るからです。
例えば、「債務整理の手続きを代行します。手数料は30万円です」と言って金銭を受け取った後、連絡が取れなくなります。
したがって、債務整理は必ず弁護士や司法書士などの有資格者に依頼し、無資格の業者には絶対に依頼してはいけません。
買取屋
買取屋とはクレジットカードで購入させた商品を、安く買い取る形で現金を渡す手口です。
理由は、「クレジットカードで商品を買って、それを私に売れば現金が手に入ります」と言って、実際には購入額よりはるかに安い金額で買い取るからです。
例えば、「10万円の商品をカードで買って、5万円で買い取ります」と言われ、結局カードの支払いで10万円の負債を抱えることになります。
したがって、買取屋の手口は実質的に高金利の融資であり、さらにクレジットカードの規約違反にもなる危険な行為です。
押し貸し
押し貸しとは勝手に銀行口座に金銭を振り込んで、法外な利息をつけて返済を要求する手口です。
理由は、過去にヤミ金を利用したことがある人や、個人情報が流出した人の口座に無断で入金し、「借金をした」と主張して脅迫するからです。
例えば、ある日突然口座に3万円が振り込まれ、数日後に「利息を含めて5万円返せ」という電話がかかってきます。
したがって、身に覚えのない入金があった場合は、決して使用せずに警察や弁護士に相談することが重要です。
闇金の見極め方3選|安全なヤミ金業者はどこにもいない!

ヤミ金かどうかを見極めることは、被害を防ぐために非常に重要です。
ここでは、業者が違法なヤミ金かどうかを判断する3つの確実な方法を紹介します。
貸金業登録を確かめる
正規の貸金業者かどうかを確認する最も確実な方法は、貸金業登録の有無を調べることです。
理由は、法律に基づいて営業する貸金業者は必ず都道府県知事または財務局長の登録を受けており、登録番号が公開されているからです。
例えば、金融庁のウェブサイトにある「登録貸金業者情報検索サービス」で、業者名や登録番号を検索すれば、正規業者かどうかがすぐにわかります。
したがって、融資を受ける前には必ず登録の有無を確認し、登録のない業者とは絶対に取引しないことが重要です。
金利が違法でないか確かめる
提示された金利が法律の上限を超えていないか確認することが必要です。
理由は、利息制限法では元本に応じて年利15パーセントから20パーセントが上限と定められており、これを超える金利は違法だからです。
例えば、「10日で1割の利息」という条件は年利365パーセントに相当し、明らかに違法な高金利です。
したがって、法外な金利を要求する業者はヤミ金であり、どこにも安全な高金利業者は存在しないことを理解すべきです。
ホームページに所在地があるか確かめる
業者のホームページや広告に具体的な所在地が明記されているか確認することが重要です。
理由は、正規の貸金業者は事務所の所在地を明示する義務があり、ヤミ金は摘発を恐れて所在地を明かさないからです。
例えば、連絡先が携帯電話番号やメールアドレスだけで、住所や固定電話番号がない業者は極めて怪しいと言えます。
したがって、所在地が不明な業者や、架空の住所を記載している業者は、間違いなくヤミ金であると判断できます。
ヤミ金からお金を借りてしまったらどうすればいい?

もし万が一、ヤミ金からお金を借りてしまった場合でも、適切に対処すれば被害を最小限に抑えることができます。
ここでは、ヤミ金被害に遭ってしまった場合の対処法について解説します。
ヤミ金からの借金は法律上返す必要がない
ヤミ金からの借金は法律上、元本も利息も返済する義務がありません。
理由は、ヤミ金との契約は公序良俗に反する無効な契約であり、最高裁判所の判例でも返済義務がないと認められているからです。
例えば、違法な高金利での貸付契約は民法第90条により無効とされ、不法原因給付として元本の返還請求もできないとされています。
至急、弁護士・司法書士や警察等に相談するべき
ヤミ金から借りてしまった場合は、直ちに弁護士や司法書士、警察に相談することが最も重要です。
専門家が介入することでヤミ金との交渉を代行してくれ、取り立てを止めることができるからです。
例えば、弁護士が受任通知を送ることで、法律上ヤミ金は本人への直接の連絡が禁止され、取り立てが止まります。
したがって、一人で抱え込まずに、法テラスや弁護士会、警察の相談窓口などに速やかに連絡を取ることが被害拡大を防ぐ唯一の方法です。
まとめ:闇金から借りるなら債務整理で借金を減らすべき

どれほどお金に困っていても、闇金からお金を借りることは絶対に避けるべきです。
たとえ借りられたとしても、法外な利息と壮絶な取り立てによって人生が破壊されるからです。
また、安全な闇金は存在しないという事実を理解する必要があります。
どこにも安全なヤミ金業者はいないのです。
一時的にお金が手に入ったとしても、その代償はあまりにも大きすぎます。
もしお金に困っているなら、闇金ではなく債務整理という法的に認められた解決方法を選択してください。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産といった方法があり、それぞれの状況に応じて最適な解決策を見つけることができます。
一人で悩まず、勇気を出して相談することが、新しい人生への第一歩となります。
あなたの人生を守るために、今すぐ行動を起こしてください。

法律事務所FORWARD 代表弁護士
監修者:保坂 康介(ほさか こうすけ)
弁護士登録から11年が経過し、これまで一つ一つの案件に丁寧に向き合い、着実に実績を積み重ねてまいりました。借金問題解決を強みとしており、今後も皆様と共に前進し、弁護士として的確な法的サポートを提供できるよう努めてまいります。

