CICへ開示請求するやり方を解説。デメリットやスマホでのやり方、費用はどうなる?

債務整理
CICへ開示請求するやり方を解説。デメリットやスマホでのやり方、費用はどうなる?

クレジットカードやローンの審査に落ちる原因の多くは、CICに登録されている信用情報に問題がある可能性があります。

  • 延滞、滞納歴
  • 債務整理歴
  • 申し込み情報

安定収入があるのに、審査に通らない…

という場合は、CICなど信用情報機関に開示請求してみることをおすすめします。

CICへ開示請求すれば、自分の金融ブラック入り状況、支払いの遅延や滞納の履歴、現在の借入状況などが一目でわかるからです。

本記事では、CICへ開示請求するやり方を詳しく解説します。

スマホでの手続き方法、郵送での手続き方法、費用、デメリットまで網羅的に紹介しているため、開示請求を検討している方の参考になるはずです。

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CICは信用情報機関のひとつ

cic 開示請求

※画像はCIC公式サイトより

CICは日本の代表的な信用情報機関であり、クレジットカード会社や消費者金融会社などが加盟しています。

CICに開示請求すれば、金融機関が審査で参照する情報を自分自身でも確認できるのです。

CIC(株式会社シー・アイ・シー)について

CICは、正式名称を株式会社シー・アイ・シーといい、1984年に設立された指定信用情報機関です。

クレジットカード会社や信販会社、大手消費者金融会社など約900社が加盟しており、日本最大級の信用情報機関となっています。

CICという名称は、英語表記「CREDIT INFORMATION CENTER CORP.」の頭文字を取ったものです。

本社は東京都新宿区にあり、全国7か所に開示相談窓口を設けています。

CICは個人の信用情報を収集・管理し、加盟会員からの照会に応じて情報を提供する役割を担っているのです。

CICに開示請求する際の費用

CICへの開示請求にかかる費用は、手続き方法によって異なります。

インターネットでの開示は500円、郵送での開示は1,500円の手数料が必要となります。

インターネット開示の場合、クレジットカード決済、デビットカード決済、キャリア決済のいずれかで支払います。

郵送開示の場合は、ゆうちょ銀行で発行する定額小為替証書を申込書と一緒に送付します。

費用を抑えたい場合はインターネット開示を選ぶとよいでしょう。

郵送開示は定額小為替証書の発行手数料も別途かかるため、総額では2,000円程度の負担となります。

CICへの開示請求で確認できる情報

クレジットカード

CICへ開示請求すると、クレジット情報、申込情報、利用記録の3つの情報が確認できます。

金融機関が審査で参照する情報そのものを見られるからです。

クレジット情報(契約内容と支払状況)

クレジット情報には、クレジットカードやローンの契約内容、支払状況、残高などが記載されています。

  • 契約年月日、契約の種類
  • 極度額、支払回数
  • 月々の支払額、残債額

といった詳細な情報が含まれています。

特に重要なのは「返済状況」と「入金状況」の項目です。

返済状況に「異動」と記載されている場合、長期延滞や債務整理を行った証拠となり、いわゆる「ブラックリスト」の状態を意味します。

入金状況は月ごとの支払履歴を記号で表示しており、正常な入金は「$」または「-」、未入金は「A」「B」「C」などの記号で示されます。

申込情報(照会記録)

申込情報は、クレジットカードやローンを申し込んだ際に記録される情報です。

  • 金融機関が信用情報を照会した日時
  • 申込商品の種類
  • 照会会社名など

つまり、短期間に複数のクレジットカードの申込をすると、履歴が残り「申込ブラック」と判断されてしまいます。

過去6か月以内にどの金融機関へ申し込んだかが一目でわかるため、審査落ちの原因を推測する手がかりとなるのです。

収入があり延滞もしていないのに審査に通らない場合は、複数社への同時申し込みが原因かもしれません。

利用記録(取引事実の記録)

利用記録は、クレジットカード会社などが途上与信や契約後の管理目的で信用情報を照会した記録です。

既存の契約について、金融機関が信用状況を確認した事実が記録されています。

利用記録は照会日から6か月間保存されます。ただし、利用記録が残っているからといって信用情報に悪影響を及ぼすことはありません。

金融機関が契約者の支払能力を適切に管理するために行う正常な業務の一環であり、単なる取引事実の記録に過ぎないからです。

CICへ開示請求する2つのやり方を解説

選択肢 方法 AB

CICへの開示請求は、インターネット(スマホ・パソコン)と郵送の2つの方法があります。

それぞれの手続き方法を詳しく見ていきましょう。

スマホ・パソコン(インターネット)手続きの流れ

インターネット開示はスマホまたはパソコンから手続きでき、即日で開示報告書をダウンロードできます。

マイナンバーカードによる本人確認を行い、オンライン上で全ての手続きが完結可能です。

受付時間は8時から21時45分まで(年末年始も利用可能)で、手数料は500円です。

ステップ1:マイナPocketアプリをダウンロードする

まず、スマホに「マイナPocket」という専用アプリをダウンロードする必要があります。

インターネット開示では、マイナンバーカードによる本人確認が必須です。

iPhoneの場合はSafariブラウザ、Androidの場合はChromeブラウザを使用します。署名用電子証明書が有効なマイナンバーカードを手元に用意しておきましょう。

アプリのダウンロードが完了したら、次のステップへ進みます。

ステップ2:受付番号を取得する

クレジット会社などに届け出ている電話番号から、CICの指定番号(0570-021-717)へ電話をかけます。

音声ガイダンスに従って手続きを進めると、6桁の受付番号が発行されます。

受付番号は後の手続きで必要になるため、必ずメモしてください。

受付番号の有効期限は1時間なので、取得後は速やかに開示手続きを行う必要があります。

なお、届け出ている電話番号以外から取得すると、正しい情報が表示されないため注意が必要です。

ステップ3:マイナンバーカードで本人確認を行う

CICの開示請求サイトにアクセスし、ステップ2で取得した受付番号と電話番号を入力します。

続いて、マイナPocketアプリを使ってマイナンバーカードによる本人確認を実施されます。

スマホでマイナンバーカードを読み取り、暗証番号を入力すると本人確認が完了します。

本人確認が完了すると、氏名(カナ)、生年月日、電話番号の3項目がCICに登録されている情報と照合されます。

照合に成功すれば、次の決済手続きへ進めます。

ステップ4:決済して開示報告書をダウンロードする

必要事項を入力後、クレジットカード、デビットカード、キャリア決済のいずれかで手数料500円を支払います。

決済が完了すると、開示報告書のダウンロードボタンが表示されます。

ダウンロードボタンが表示されたら、5分以内にダウンロードを完了させてください。

開示報告書はPDF形式で提供され、96時間以内であれば無料で再ダウンロードできます。

決済完了後、CICからメールで手続き完了の通知が届きます。

郵送で開示請求する流れ

郵送での開示請求は、インターネットが使えない方や、マイナンバーカードを持っていない方でも利用できます。

ステップ1:信用情報開示申込書を入手する

CICの公式サイトから信用情報開示申込書をダウンロードし、印刷します。

プリンターがない場合は、コンビニの複合機でも出力できるます。

申込書には氏名、生年月日、住所、電話番号などの個人情報を自筆で記入する必要があります。

旧姓での取引がある場合、旧姓名も記入できますが、旧姓を確認できる書類(戸籍謄本など)の同封が必要です。

記入ミスがあると手続きが遅れるため、丁寧に記入しましょう。

ステップ2:本人確認書類を準備する

郵送開示には、本人確認書類を2点提出する必要があります。

住所、氏名、生年月日が記載された公的書類のコピーが求められるからです。

運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票、印鑑登録証明書などが本人確認書類として使えます。

2点のうち1点は必ず現住所が記載されている書類を選んでください。

本人確認書類は申込書と一緒に郵送するため、コピーを取っておく必要があります。

ステップ3:定額小為替証書を購入する

ゆうちょ銀行または郵便局で、1,500円分の定額小為替証書を購入します。

郵送開示の手数料は1,500円であり、定額小為替証書での支払いが必要です。

定額小為替証書の発行には、別途手数料がかかります(1枚につき200円)。速達や本人限定受取郵便を希望する場合は、指定の切手も同封します。

定額小為替証書は申込書、本人確認書類と一緒に郵送します。

ステップ4:必要書類を郵送して開示報告書を受け取る

信用情報開示申込書、本人確認書類2点、定額小為替証書1,500円分をCIC首都圏開示相談室(東京都新宿区)へ郵送します。

書類が到着してから約10日後に、開示報告書が簡易書留(親展)で自宅へ届きます。

速達を希望する場合は260円分の切手を、本人限定受取郵便を希望する場合は指定の切手を同封すれば、郵送方法を変更できます。

人限定受取郵便を選べば、家族に知られずに受け取ることも可能です。

開示報告書が届いたら、内容をしっかり確認しましょう。

CICに開示請求するデメリットは1つだけ

疑問 ??

CICへの開示請求には、ほとんどデメリットがありません。

唯一のデメリットは、手数料がかかることだけです。

500円または1500円の費用が掛かる

CICへの開示請求には、必ず手数料が発生します。

インターネット開示は500円、郵送開示は1,500円の費用がかかるからです。

郵送開示の場合、定額小為替証書の発行手数料(1枚200円)も別途必要になるため、実質的には1,700円程度の負担となります。

速達や本人限定受取郵便を選ぶと、さらに郵便料金が加算されます。

費用を抑えたい場合は、インターネット開示を選ぶのが賢明です。

ただし、自分の信用情報を正確に把握できることを考えれば、決して高い費用ではないといえるでしょう。

信用情報に悪影響はない

CICへ開示請求しても、信用情報に悪影響を及ぼすことは一切ありません。

本人による開示請求は、金融機関が審査で参照する信用情報とは別に記録されるからです。

つまり、何度開示請求しても、将来のクレジットカードやローンの審査に影響することはありません。

金融機関は本人の開示請求履歴を見ることができず、審査の判断材料にもならないのです。

まとめ:CICへ開示請求するやり方は2つある

ワンポイント

CICへの開示請求は、インターネットと郵送の2つのやり方があります。

スマホやパソコンから即日で確認したい場合はインターネット開示を、マイナンバーカードがない場合や時間に余裕がある場合は郵送開示を選ぶとよいでしょう。

どちらの方法も信用情報に悪影響はないため、安心して手続きできます。

自分の信用情報を確認し、クレジットカードやローンの審査に備えましょう。

借金を整理しないとブラックリストからは消えません

CICで信用情報を確認した結果、異動情報が登録されていた場合、いわゆる「ブラックリスト」の状態です。

ブラックリスト状態では、新規のクレジットカード発行やローン審査に通ることはほぼ不可能です。

重要なのは、時間が経過するだけでは異動情報は消えないという点です。

まず借金を整理し、延滞を解消するか債務整理を完了させる必要があります。

借金問題を抱えている場合は、弁護士や司法書士などの専門家へ相談することをおすすめします。

任意整理、個人再生、自己破産といった債務整理の方法を検討し、生活を立て直す道筋をつけることが先決です。

借金を整理して初めて、ブラックリストから消えるまでのカウントダウンが始まります。

一人で抱え込まず、専門家の力を借りて前に進みましょう。

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フォワード法律事務所 保坂 康介

法律事務所FORWARD 代表弁護士

監修者:保坂 康介(ほさか こうすけ)

弁護士登録から11年が経過し、これまで一つ一つの案件に丁寧に向き合い、着実に実績を積み重ねてまいりました。借金問題解決を強みとしており、今後も皆様と共に前進し、弁護士として的確な法的サポートを提供できるよう努めてまいります。

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