過労死の前兆を見逃すな!初期症状から危険サインまで徹底解説

退職代行
過労死の前兆を見逃すな!初期症状から危険サインまで徹底解説

「最近疲れが取れない」

「突然胸が苦しくなることがある」

働きすぎの時に表れる症状を「ただの疲れ」と見過ごしていませんか?

実は、日本では年間約1,304人が過労死・過労自殺で亡くなっています。

過労死 前兆

厚生労働省『令和6年度「過労死等の労災補償状況」を公表します』2025年

もしあなたが追い詰められている場合、体を壊す前に会社を休むか退職したほうがいいかもしれません。

この記事では、過労で倒れる前の初期症状から、命に関わる危険サインまで、詳しく解説します。

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過労死の初期症状|見逃してはいけない10のサイン

過労の症状は突然現れるわけではありません。

必ず初期症状があります。

ここでは、見逃してはいけない過労の初期症状を解説します。

身体的な初期症状

身体的な症状は比較的わかりやすいですが、自分では気が付きにくいです。

頭痛・動悸が増えたら要注意です。

初期症状具体的な状態進行するとどうなる
1. 慢性的な疲労感寝ても疲れが取れない
常にだるい
慢性的な疲労
免疫力低下
2. 頭痛の頻発週3回以上の頭痛
片頭痛の悪化
脳血管障害のリスク
3. 動悸・不整脈安静時でも心臓がドキドキする心房細動
心不全
4. 胸の痛み締め付けられるような胸の痛さ狭心症
心筋梗塞
5. 消化器症状胃痛、下痢、便秘の繰り返し胃潰瘍
過敏性腸症候群

精神的な初期症状

精神的な初期症状は、自分では気づきにくいです。

家族や友人から見て、「なんか様子おかしくない?大丈夫?」と言われて初めて気が付くケースも多いです。

初期症状具体的な状態
1. 無気力・無関心趣味に興味がなくなる
何も楽しくない
2. 不安感の増大漠然とした不安
パニック発作
3.睡眠障害入眠が困難になる
夜中に目覚める
4. 希死念慮「消えたい」
「楽になりたい」という思い
5. 現実感の喪失自分が自分でない感覚、離人感

過労死の前兆|危険度チェックリスト

ここでは、レベル別に過労の危険を解説します

過労に陥ると、自分だけでは正常な判断ができなくなります。

第2段階になる前に対策することが重要です。

第1段階:軽度の過労状態

過労によりストレスが溜まると、まずメンタル面に支障が出てきます。

一時的なものであれば心配ありませんが、慢性的に続くなら注意が必要です。

チェック項目
□ 常にイライラする
不安が続く
朝起きるのがつらくなってきた
□ 仕事のことを考えると憂鬱
食事を抜くことが増えた

第2段階:中度の過労状態

さらに過労状態が続くと、身体的な影響が出てきます。

周りから見ても明らかに異常とわかるほどです。

チェック項目
慢性的な頭痛や胃痛がある
眠れない日が週3日以上
ミスが増えて仕事に支障が出る
家族から心配されるほど様子がおかしい

第3段階:重度の過労状態

残業が100時間超えの状況が続くなど、ストレスが極限状態になると命に係わる状況になります。

チェック項目
胸の痛みや激しい動悸(ストレス性胸痛)
「死んでしまいたい」と考える(うつ)

仕事は大切ですが、死にたくなってまで取り組むものではありません。

第3段階まで進んでしまっている方は、直ちに助けを求めてください。

公的機関もありますが、退職代行であれば即日退職への交渉をすることも可能です。

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過労死とは?3つのパターンを解説

過労死の定義と3つの類型

過労死の原因は、脳、心臓、精神の疾患3つに分類されます。

主な原因は、長時間労働とパワハラによる極度のストレスです。

類型原因主な疾患認定基準
脳血管疾患型長時間労働による
血管への負担
脳出血、くも膜下出血
脳梗塞
発症前1か月
100時間超の残業
心臓疾患型過労による血圧上昇
心臓への負荷
心筋梗塞、狭心症、心不全発症前2-6か月
平均80時間超の残業
精神疾患型極度のストレス
うつ病
自殺、精神障害極度の長時間労働
パワハラ等

過労死の統計データ(2024年度)

過労死 前兆

2024年度のデータによると、過労による死亡が1,304件認定されました。

「過労死等」とは、業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする死亡やこれらの疾患のことです。

出典:厚生労働省『しごとより、いのち。

  • 過労死等に関する請求件数:4,810件
  • うち労災認定件数:1,304件
  • 年齢の傾向:50~59歳(約10%)
  • 業種別:運輸業、郵便業が最多(88件)

2020年度は802件だったので、62.5%も増加している状況です。

しかし、過労死は明確な因果関係が認められないと認定されません。

潜在的にはさらに多くの過労死が潜んでいると思われます。

過労で倒れるとどんな感じ?経験談

実際に過労で倒れた人の体験談

ここでは、実際に過労で倒れた方の体験談をご紹介します。

ある日突然限界が来て倒れてしまう、というケースが多いです。

ケース1:ゼネコン・50代現場監督

石油プラントで配管工事の現場監督をしていました。

毎月残業80時間超え…

肉体的にもハードでしたが、業務が終わらないので仕事に行くしかない状況でした。

ところがある朝、出勤の準備をしていたはずが、いつの間にか病院のベッドにいました。

気づかないうちに倒れて気を失っていたのです。

心配した同僚が、アパートまで来てくれなければ、命にかかわっていたかもしれません。

今では休職し、仕事を変えることも視野に入れてゆっくり休んでいます。

激務で知られる建設業界ですが、労働基準法が改正されても人手不足は解消されていません。

結果として1人に業務が集中し、限界を超えるまで働かなければならないことも珍しくないのです。

ケース2:IT企業勤務・35歳男性

会議中に突然、左手に力が入らなくなり、ペンを落としました。

立ち上がろうとしたら、床が斜めに見えて、そのまま崩れ落ちました。

意識はあったけど、体が言うことを聞かない恐怖は今でも忘れられません。

過労によって倒れるというケースは少なくありません。

過労により自律神経が乱れると、めまい、耳鳴り、肩こり、頭痛などの症状が現れます。

さらに悪化すると倒れる事態まで進んでしまいます。

ケース3:広告代理店勤務・28歳女性

朝の通勤電車で急に息ができなくなりました。

心臓が暴れているような感覚で、冷や汗が止まらず、視界が白くなっていきました。

次に気づいた時は病院のベッドでした。

過労のストレスにより、過換気症候群(過呼吸)で気分が悪くなってしまうケースです。

不安や緊張などの精神的ストレスが原因です。

精神的に限界まで追いつめられると、自ら命を失う選択肢をとることがあります。

「眠りたい以外の感情を失った」「死んだほうが楽なんじゃないか」

この状態になったら、自分で正常な判断をするのは不可能です。

自分の身を守るために、すぐに助けを求めてください。

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倒れる瞬間の身体感覚は?

過労の倒れ方は1つではありません。ここでは5つ紹介します。

脱力型の場合、通勤途中に道端で倒れて動けなくなってしまい、救急搬送されるケースも多いです。

症状感覚の詳細危険度
意識消失型視界が暗くなり、いきなり気を失う★★★☆☆
脱力型体に力が入らず、崩れ落ちる★★★★☆
呼吸困難型息ができない、胸が締め付けられる★★★★★
めまい型激しいめまい、吐き気★★★★★
錯乱型現実感の喪失、パニック状態★★★★★

過労死リスクを高める職場環境と個人要因

高リスクな職場環境

過労死リスクの高い環境には、帰れない・休めない・追い詰められるという3つの要素が揃っています。

また、長時間労働が慢性化している職場には、ほとんどの場合でパワハラがセットになっています。

環境要因具体例
長時間労働の常態化月80時間以上の残業
休日出勤の強要週休1日以下、15連勤
パワハラ・いじめ人格否定、過度な叱責

過労死リスクが高い個人要因

また、個人の性格によっても過労死のリスクは上がります。

過労死にまで追いつめられる人は、責任感がとても強いことが共通しています。

特徴詳細
責任感が強すぎる「自分がやらなければ」
という思い込み
完璧主義100%を求めて疲弊する
NOと言えない断れずに仕事を抱え込む
休むことへの罪悪感休むことを悪と考える

過労で倒れる前にできる予防策と対処法

今すぐできる3つの予防策

過労死する事態に追い込まれないためにも、予防策を講じておきましょう。

正常な判断ができるうちに自分で限界ラインを決めておくと、ズルズルと追い込まれずに済みます。

対策
ストレス解消法の確立運動、趣味、瞑想など。
1日30分は自分の時間を作る
相談できる人を見つける家族、友人
限界ラインを決める「ここまで」という基準を設定。
超えたら休職・転職を検討

    職場での具体的な対処法

    続いて、過労に陥ったときの対処法を解説します。

    オススメは、まず労働基準監督署に相談することです。

    労働基準法違反があった場合、会社に行政指導をする権限があります。

    状況対処法
    長時間労働の強要労基署への通報
    パワハラ被害社内通報窓口
    労働局への相談
    健康被害の発生労災申請
    体調不良・病気休職制度の利用

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    過労死の前兆を感じたら|相談窓口と支援制度

    弁護士に電話を掛ける call fhone

    24時間対応の相談窓口

    ここでは、24時間対応の公的機関をご紹介します。

    適切なアドバイスをもらえるので、仕事を休む一押しになるかもしれません。

    相談窓口電話番号対応内容
    いのちの電話0120-783-556自殺予防、心の相談
    よりそいホットライン0120-279-338生活全般の悩み相談
    こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556メンタルヘルス相談

    労働問題の相談窓口

    続いて、労働問題の相談窓口をご紹介します。

    真っ先に相談すべきは労働基準監督署ですが、余裕がないほど追い詰められている場合、過労死110番に相談してみましょう。

    • 労働基準監督署
    • 労働局総合労働相談コーナー
    • 過労死110番
    • 産業医

    「もう限界…」と思うまで追いつめられたら…

    過労死の前兆は、必ず体と心にサインとして現れます。

    不調を無視して働き続けてしまうと、取り返しのつかない事態を招きます。

    しかし、初期段階で適切な対処をすれば、命に関わる事態だけは防げます。

    慢性的な頭痛、動悸、不眠などの症状が続いたら、それは体からのSOSです。

    仕事よりも、ご自分の心身と健康を守るべきなのです。

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    フォワード法律事務所 保坂 康介

    法律事務所FORWARD 代表弁護士

    監修者:保坂 康介(ほさか こうすけ)

    弁護士登録から11年が経過し、これまで一つ一つの案件に丁寧に向き合い、着実に実績を積み重ねてまいりました。借金問題解決を強みとしており、今後も皆様と共に前進し、弁護士として的確な法的サポートを提供できるよう努めてまいります。

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