IT・ベンチャーで顧問弁護士がいて助かった事例

法律上のトラブルの予防

IT・ベンチャー業界に限ったことではないですが、顧問弁護士を就けるメリットは法律上のトラブルの予防です

特に、貴社が相手方から訴えられるなど何らかの請求を受ける立場となった場合における金銭的な損失は計り知れないですし、貴社の信用も損なわれるリスクが生じ、貴社の事業運営に大きな支障となる可能性があります。

法律上のトラブルに発展する前の段階で法的リテラシーに基づき適切な対処をすることは貴社の円滑な事業運営のためにとても重要です。

以下では、トラブルの未然予防のために顧問弁護士がいて助かった事例をご紹介します。

1、契約書のリーガルチェック(契約トラブルの未然予防)

ITベンチャー業界では、自社の製作したコンテンツを他社に使用させる若しくは譲渡するといった事業譲渡乃至権利譲渡に関する契約を締結することが多いです。

こうした場合、もともとは製作した側に著作権等の知的財産権を帰属させて然るべきところ、取引先とのパワーバランス等を理由に相手方に著作権等が移転するとか、契約不適合責任や危険負担に関する定めが不当に不利益に定められているといったケースも散見されます。

当事務所は、こうした不公平な契約書を数多く是正してきました。それによって安心して契約の締結をして業務を進めていくことができるでしょう。IT・ベンチャーで顧問弁護士がいて助かった事例の一つと言えると思います。

2、従業員トラブルの未然予防

会社との関係がうまくいっていない社員(勤務懈怠、クレーマー社員etc)への対処は慎重さが求められます。
社員に対する減給や解雇等の処分は合理性・相当性がないと法的に是とされません。

当事務所は問題社員に対する処分が適正な手続に沿って行われ合理性・相当性を帯びるように、処分の進め方を顧問先様にアドバイスすることによってトラブルを未然に防いできました。

場合によっては、問題とされる社員のカウンセリングを実施することで当該社員の問題が解消されたケースもあります。これもIT・ベンチャーで顧問弁護士がいて助かった事例の一つと言えるでしょう。

3、他社(他者)の権利侵害や法律違反の未然予防

顧問先である会社において新たに展開・運営するサイトが他社の商標権を侵害しないかどうかが問題となり、弁理士と提携の上で商標権侵害の有無について調査検討をし、事無きを得ました。

周辺士業と連携のうえでリーガルリスクを解消することができるのも、顧問弁護士がいて助かった事例の一つです。

4、代金回収の円滑化(訴訟に発展しないための事前対応)

感情的なもつれや経済基盤の危うさ故に取引先が代金の支払を滞らせるといったことは少なくありません。

このようなケースで、当事務所が顧問弁護士として取引先と連絡を取ってコミュニケーションをとり、決められた代金を支払ってもらったケースは多くあります。
これも顧問弁護士がいて助かった事例の一つと言っていいでしょう。

5、株主総会対応  

株主総会の手続きは会社法で厳格に定められており、踏むべき手続に漏れがあるまま総会を開催し決議をとっても当該決議の効力が認められず、総会決議事項についてもその効力が認められないといったことが起こります。

こうした煩雑な株主総会手続について顧問弁護士に委ね適正さを保つことによって、会社は本業に専念することが出来るという意味では、これも顧問弁護士がいて助かった事例の一つに数えられるでしょう。

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